掲載日:2026.4.23
★世界初★ ~空白の2週間を1秒に変える~
エーディーシー/ADCMT 世界初の基準源脱着型 8½桁デジタル・マルチメータ 7981/6901/69011

このたび、エーディーシーは世界初の基準源脱着型 8½桁デジタル・マルチメータおよび小型基準電圧源モジュールを開発いたしました。
従来の電子計測器では、計測器本体を設備から外して校正を行う必要があり、その間は作業を止めるか、代替の計測器が必要でした。そのための電源遮断や、輸送時の環境変化による計測器の精度劣化、また稼働率の低下や代替の計測器によるコスト増も問題となっていました。
この課題を解決するためにエーディーシーと産総研は共同研究を続け高精度かつ運用コストの低減可能な基準源脱着型の8½桁マルチメータ7981を開発しました。
国家標準であるジョセフソン電圧標準を用いて経時変化、環境依存性、出力安定度などの検証を超高精度に実施し、新方式の計量トレーサビリティー体系を確立させました。
計測器の“心臓部”である基準電圧源の取り外しが可能となり、従来の校正ではマルチメータ本体を校正する必要がありましたが、校正された基準電源モジュールを使用することにより、DCVファンクションにおいて短時間で容易に校正することができ、稼働率の低下を抑えられます。

主な特長
世界初の基準源脱着型 8½桁デジタル・マルチメータおよび小型基準電圧源モジュールを開発
7981は8½桁、最大表示119 999 999、最小分解能0.01 ppm、確度3.5 ppm/年(直流電圧測定10V)の高精度なデジタル・マルチメータです。6901は手のひらサイズの小型基準電圧源モジュールで、内蔵の基準電圧源を通電状態で最適な温度環境下に保つことにより2 ppm/年(10 V出力)の高安定性を実現しています。これを7981 に取り付けることによりDCVファンクションを高精度かつ簡単に校正することが出来ます。69011は 6901 を安定した通電状態のまま最長120時間の長距離輸送を可能とするNi-HMバッテリーボックスです。
また 6901 は 69011 に装着して通電した状態で出荷する国内通電出荷オプションも用意していますのでより安定した運用が可能となっています。
基準電圧源を小型脱着式にすることにより、高精度と校正コスト低減を両立
7981は計測器の“心臓部”である基準電圧源を取り外し可能にしました。そして、この基準電圧源を校正することにより、デジタル・マルチメータ本体を校正することができます。従来のデジタル・マルチメータの校正では、デジタル・マルチメータ本体を校正する必要がありました。生産ラインなどに組み込まれている場合は、校正毎に生産ラインから取り外す必要があり、稼働率の低下が生じていました。
7981では校正された小型基準電圧源モジュール6901を使用することにより、DCVファンクションについて簡単に校正することがができます。小型基準電圧源モジュール6901を使用した校正は短時間で済むため、稼働率の低下を最小限に抑えられます。

産総研との共同研究により基準源脱着方式の計量トレーサビリティー体系を確立
今回の開発は産総研との共同研究のもとで、産総研の管理する国家標準であるジョセフソン電圧標準を用いて経時変化、環境依存性、出力安定度などの検証を超高精度に実施しました。また共同で新方式の計量トレーサビリティー体系を確立させました。
特許番号等:(日本国)特許第6536781号(登録日2019(令和1)年6月14日)発明名称:基準源モジュール、電気・電子機器、遠隔校正方法(共同特許)
電気、電子部品の微細化、高密度化に伴う低コスト高精度測定の要求に対応
最新のスマートフォン1台にはおよそ千個以上のチップ部品が実装されています。それらの電子部品は、微細化、低電圧化、低消費電力化が求められています。そのため電子部品の生産においては計量トレーサビリティーが確保された高性能な測定器が品質維持のために欠かせません。
計量トレーサビリティーの確保には定期校正が必要です。従来の電子計測器では計測器本体を、生産設備から外して校正を行っていて、その間は生産ラインを止めるか、代替の計測器が必要でした。しかしそのための電源遮断や、輸送時の環境変化により計測器の精度劣化の問題がありました。また稼働率の低下や代替の計測器によるコスト増も問題となります。
この様な課題を解決するためにエーディーシーと産総研は共同研究を続け高精度かつ運用コストの低減可能な基準源脱着型の8½桁 7981を開発しました。
