エーディーシー/ADCMT デジタル・マルチメータ 7465/7455

掲載日:2025.9.2

デジタル・マルチメータ 7465/7455

 

  • 用途に合わせて2機種を用意:7465:6½桁(1 199 999)/7455:5½桁(319 999)
  • 高速サンプリング:20 000 回/s
  • 可変積分機能:10 μs ~ 10 s
  • DC電圧測定の2チャンネル入力
  • 白金測温抵抗体による温度測定機能
  • 多彩なインタフェース:USB、LAN標準装備/GPIB(工場オプション)

主な特長

高性能でローコストのDMMシリーズ

7465 は7461A/7461P、7455 は7451A の後継機種です。従来型をベースに機能を充実させ、高コストパフォーマンスを実現しています。
コマンド体系はADCコマンドに加えてSCPI にも対応しています。

エーディーシーの長年蓄積したアナログ技術により、極めて高い精度と安定した測定が可能です。また、当社独自の可変積分機能により、積分時間を任意に設定することで、パルス状の電流・電圧の平均値測定が正確に行えます。

外部インタフェースは、USB、LAN を標準装備、GPIB はオプションで選択できますので、データの取り込みが容易になり、生産ラインの自動化などへの対応が可能です。

ロー・ノイズ、可変積分による正確な測定

平均値測定が簡単にできる可変積分機能

7465/7455 では10 μs 〜10 sまで任意の積分時間を設定することが可能です。AD 変換器自体の積分時間を任意に設定でき、アナログ量で積分するため、 デジタル方式と違い積分時間中の波抜けが起こらず正確な測定ができます。最高速20 000 回/s の高速測定により、ピーク電流測定を含めた電流波形測定と、 最大10 秒の可変積分機能を使用して、正確な平均電流測定が可能です。

ロー・ノイズで正確な測定が可能

7465 では、直流電圧測定のバラツキが小さいので、測定結果の精度と信頼性が向上し、安定したデータを取得できます。また、微少電流の安定性が良く、しかも最少分解能が100 pA と高感度であるため、低消費電流が求められる電子部品の評価検査に最適です。

自動化ラインに信頼性の高い測定を提供

高速サンプリングでデータ収集可能

7465/7455 では20 000 回/s の最高サンプリングが可能です。サンプリング・インターバルは50 μs 〜3 600 sまで設定する事ができるため、高速なデジタイジング機能から正確な測定インターバルのデータ・ ロギングを行う事が可能です。

0.001 ℃ 分解能の温度測定が可能

白金測温抵抗体による0.001 ℃ 分解能(7455 では0.01 ℃)の温度測定ができます。そのため、自動車、家電、空調関係、エネルギー管理、医療、工業用設備の点検など用途がさらに広がります。

レベル・トリガによる多様な測定

レベル・トリガは測定データが設定されたLEVEL(しきい値)を超えた場合にトリガを検出します。SLOPE の設定によりPOSI(立ち上がり)または NEGA(立ち下がり)をエッジで検出することができます。さらにプリ・トリガ機能によって、トリガ発生以前のデータを取り込むことが可能で、異常値が検出測定された場合など、それ以前の信号の状態がどのように変化してきたのかを解析する場合に便利です。

2 入力の直流電圧測定でシステム化が容易

DCV-Bch 入力(10 Vレンジ固定)を持ち、電流測定と2 系統の電圧測定が1 台で切替測定可能となり、測定のスループット向上が図れます。(BchのHiとCOM 間は定格電圧±12 V です)

多彩なインタフェース

インタフェースはUSB、LAN を標準装備し、GPIB を工場オプションで搭載できます。コマンド体系は従来のADC コマンドに加えSCPI に対応しています。また、COMPARATOR 端子は、メニュー設定にてコンパレータ出力とデジタル出力の選択が可能です。とくにデジタル信号出力では外部機器の開閉など制御信号に使用することができ、システム化を容易にします。

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