エスペック/ESPEC 空冷インバーターチラーシステム

掲載日:2026.10.27

空冷インバーターチラーシステム

環境試験器の冷却水を、冷却塔に頼らず空冷インバーターチラーで供給する「空冷インバーターチラーシステム」をご紹介します。新たに、置くだけで設置が完了する「一体ユニット型」がラインアップに加わりました。

冷却塔が抱える3つの課題

環境試験器の冷却水供給に冷却塔を使う場合、次のような課題があります。

  • 衛生管理・保守の負担が大きい:菌や汚れが発生しやすく、定期的な清掃が必要です。レジオネラ菌の拡散リスクにも注意が必要です。
  • ゴミの侵入と目詰まり:落ち葉や虫などが入り込み、ストレーナーの目詰まりを招きます。
  • 外気温の影響を受けやすい:夏場などに冷却水温が上昇し、試験の安定性に影響する場合があります。

空冷インバーターチラーの優位性

  • 負荷に応じたインバーター制御により、効率的で安定した冷却を実現します。
  • 年間を通じて安定した冷却性能を発揮し、試験精度の維持をサポートします。
  • 冷凍機の負荷を低減し、装置の長寿命化に貢献します。
  • 密閉構造のため衛生面に優れ、レジオネラ菌の発生リスクを抑制します。
  • 清潔な水循環を維持しやすく、メンテナンス性にも優れます。

温度・湿度サイクル運転などで冷凍回路の発停が繰り返される環境でも、インバーター制御により冷却水出口温度を±0.5〜1.5℃の高精度で制御します。負荷変動を抑えた安定した冷却性能を提供します。

年間ランニングコストは約33万円の削減効果

冷却塔の場合 空冷インバーターチラーの場合
水道料金 360,000円 0円
電気料金 330,000円 540,000円
メンテナンス費(年間) 350,000円 170,000円
年額合計 約1,040,000円 約710,000円

水道料金が不要になり、メンテナンス費も大きく抑えられるため、電気料金が増えても年間約33万円のコスト削減が見込めます。

冷却塔では、凝縮器の酸洗浄、冷却塔〜装置間の薬品洗浄、ストレーナーの定期清掃、水質管理・清掃作業といった運用負荷が発生します。空冷インバーターチラーの主なメンテナンスは、循環水の入れ替えと、フロン排出抑制法に基づく定期点検です。

※年間運転時間は24h×365日として算出。水道料金は358円/m³(大阪市令和7年)、電気料金は16円/kWh(関西電力令和7年)で試算しています。

新発売「一体ユニット型」:置くだけで設置完了

チラー・タンク・ポンプを一体構成にした据付タイプです。従来のスタンダード型(個別構成)との違いは次のとおりです。

スタンダード型 一体ユニット型
構成 チラー・タンク・ポンプの個別構成(機器間の配管が必要) チラー・タンク・ポンプの一体構成
工期 約2日 約0.5日
保証期間 1年 2年
モニター機能 ― トラブル表示モニターを標準搭載
設置面積 ― スタンダード型比で約40%削減

設置場所に制約がある場合は「リモートコンデンサー型」も

「屋外の設置条件に制約がある」「屋内の排熱や騒音を抑えたい」といった場合は、リモートコンデンサー型のチラーも選択できます。チラーユニットを屋内に設置し、凝縮器を屋外へ分離配置することで、設置自由度の向上と屋内環境への影響低減を両立します。

独自設計のトラブル表示モニターで安心

一体ユニット型には、発生中の異常を各ユニット別に表示する「異常表示」と、過去16件の異常履歴(発生・解除時間)を確認できる「異常ログ」を搭載しています。表示による通知のほか、異常信号の外部出力にも対応します(オプション)。異常状況を把握しやすくなり、初動対応の迅速化に貢献します。

カタログはこちら空冷インバーターチラーシステム

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接続する試験器の台数、チラーの設置場所、装置までの距離など、お客様の設置条件に応じた最適なシステムをご提案します。

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主な特長

一体ユニット型の特長

  • 最小限の基礎工事で設置可能
  • 短時間での立会・立ち上げに対応
  • 周囲環境に配慮した低騒音施工

スタンダード型の特長

  • 分割搬入に対応し、搬入経路の制約を受けにくい
  • 複雑・特殊なレイアウトにも対応
  • 将来の配置変更でも再利用可能

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