掲載日:2026.9.1
アーク光や暗闇に隠れた「ガス・プルーム・スパッタ」の挙動を鮮明に可視化。 勘と経験に頼らない、科学的アプローチによる溶接品質の向上・研究開発を支援します。
カトウ光研 溶接中の見えない現象を捉え、最適な条件出しを加速する|溶接プロセス可視化システム「ShieldView」

「ShieldView(シールドビュー)」は、レーザー溶接やアーク溶接の加工点周辺で発生する気流や微粒子挙動を光学的に可視化する専用システムです。
従来の撮影手法では強烈なアーク光や微細な密度の違いに邪魔されて捉えきれなかった「シールドガス・アシストガスの流れ」「プルーム」「溶接ヒューム」「スパッタ」の発生状態をリアルタイムかつ明瞭に映し出します。
製造業における工法開発・条件改善をはじめ、大学や公的研究機関における接合科学・溶接現象の学術研究・論文検証まで、幅広い現場の「現象把握と品質評価」に貢献します。

主な特長
1. シュリーレン光学系による「透明な気体流れ・微細現象」の可視化
シュリーレン法を利用した光学配置により、空気やガスの密度のわずかな変化(温度変化や濃度変化)を光の明暗コントラストとして捉えます。
これにより、通常では目に見えないシールドガスの広がりや乱れ、レーザー照射時のプルーム挙動を克明に観察できます。
2. 溶接条件の違いを視覚的に比較・検証可能
ガス流量、トーチの角度・位置、溶接速度、エアナイフの有無、集塵ノズルの配置など、パラメータ変更に伴う現象の違いを直接比較できます。
ビード外観や溶接断面の観察だけでは特定が難しかった「欠陥発生の根本要因」を可視化データから特定し、最適な溶接条件の策定を短時間で行えます。
3. 設置環境と観測範囲で選べる2つのラインナップ 用途や装置周辺のスペースに合わせて選択できる2つのモデルをご用意しています。
SV-100:観測有効径 φ100 mm(外寸:500 × 300 × 319 mm)。溶接部周辺の広範囲なガス流れやスパッタ飛散を観察する用途に適しています。
SV-50:観測有効径 φ48 mm(外寸:425 × 205 × 182 mm)。加工機内部や治具周辺など、限られたスペースへの設置に適したコンパクトモデルです。
4. ハイスピードカメラおよび解析ソフトウェアとの高度な連携
高速現象を捉えるハイスピードカメラとの組み合わせに加え、撮影後の動画データを活用した高度な解析が可能です。
動画画像処理ソフト(KM 2.0):映像内のスパッタを自動抽出し、発生個数や発生タイミングを定量的にカウント・比較
PIV(粒子画像流速測定法)解析:溶接ヒュームの挙動を速度ベクトルとして算出し、集塵効率やアシストガスの流れを定量評価
