掲載日:2025.5.13
コンデンサのインパルス電圧試験用に設計された高度な試験装置
コンデンサ インパルス耐電圧試験装置 CA-6K
CA-6Kは、様々なコンデンサの耐電圧性能を効果的に試験し、高電圧環境における信頼性と安定性を確保します。またCA-6Kは最大6,000Vの電圧を供給できますので、中電圧・高電圧コンデンサや特殊用途コンデンサなど、様々なコンデンサの試験に適しています。積層セラミックコンデンサ(MLCC)試験に最適です。
コンデンサ インパルス耐電圧試験装置 CA-6Kの詳細はこちらのカタログ(PDF)をご覧ください。
主な特長
- 高電圧インパルス試験:CA-6Kは、瞬間的な高電圧インパルスを印加することで、過酷な動作条件下でのコンデンサの圧力をシミュレートできます。従来の機器と比較して、CA-6Kは製造欠陥や絶縁材料の劣化による自己絶縁不良を検出し、非破壊検査を行うことができます。
- コンデンサ寿命試験:CA-6Kは、最大100万回の長期高電圧寿命試験を実施し、コンデンサの実際の使用寿命における電圧をシミュレートします。コンデンサの耐久性と信頼性を評価することができ、製品の品質管理や寿命予測に適しています。
- 波形比較・解析:CA-6Kは波形表示機能を備えており、開発者は理想的な波形と測定波形を比較することで、DUTやコンデンサの特性をより深く理解することができます。高電圧試験中、CA-6Kはコンデンサの異常波形ポイントを自動的に識別・マークし、問題箇所を正確に特定します。
- 複数の通信インターフェース:CA-6Kは、RS-232、TCP/IP、I/Oなどの複数の通信インターフェースをサポートしており、ホストコンピュータシステムとの通信に便利です。また、フットスイッチなどの外部デバイスの接続も可能で、研究開発、生産、品質管理に適しています。
主な仕様
- 電圧(交流):200V ~ 6,000V(±3%±10V), 100V step
- エネルギー:0.4J (最大)
- サンプリングレート:12bit/5ns (200MHz)
- 入力抵抗:10MΩ
- 波形の種類:基準波形、試験波形、コロナ放電波形
- 波形の種類と測定:面積比較(AREA)、DiffZone比較(DIF)、コロナ数比較(CORON)、コロナ量比較(COROS)、コロナ放電電流パルス(CDCP)
- 保存波形:内部20セット、CSV形式用の外部USB利用可能
応用分野
- コンデンサ生産ライン
- 高電圧コンデンサテスト
- コンデンサ寿命予測
- コンデンサの選択と検証
- 研究室での研究開発
- 機器の保守と検査
- パワーエレクトロニクス部品テスト
- 科学研究と工学実験
- 教育と訓練
- 機器故障診断
- コンデンサのリサイクルと再利用
- 研究室の品質管理
アプリケーション
- コンデンサ耐電圧試験
- コンデンサ高電圧耐久試験
- 高電圧インパルス試験