掲載日:2020.6.2
試料を直接冷却・加熱し材料試験を効率化
エスペック 先端材料評価向け スポット冷却加熱装置のご案内
ホースを通して-40℃~+180℃に温度調節した空気(吹出設定温度-60℃~+200℃)を試料へワンウェイで供給します。
アタッチメントの付け替えで、万能、疲労、圧縮、曲げ、衝撃、硬度、摩擦摩耗などの材料試験機とのセットアップが可能です。
センサー・カメラ評価や電子モジュールのスポット評価にもご活用いただけます。
主な特長
フレキシブル
アタッチメントの交換で、多様な材料試験機※と容易にセットアップできます。
卓上型の材料試験機など、これまで恒温環境の再現が難しかった材料試験も可能になります。
※万能(引張・圧縮・曲げ)、疲労、衝撃、摩擦摩耗・硬度などあらゆる材料試験機
摩擦摩耗試験機・硬度計とのセットアップ例
衝撃試験機とのセットアップ例
万能試験機とセットアップ例
試験効率の向上
従来型恒温槽は治具を含めた空間を温度調節するため、試験温度まで冷却・加熱するのに時間を要していました。本装置は、試料へ恒温空気を直接吹き付けられるほか、対象部分を小さく囲って恒温空気の供給ができるため、素早く試験温度に達することができます。(従来型恒温槽比で最大約70%の試験時間短縮)
素早い温度変化
ワンウェイで恒温空気を供給する方式を採用。温度変化速度が10℃/分と、素早い温度変化を実現しました。温度の移行時間が短縮できるため、温度特性評価に最適です。
ステンレス製突合せ試験片の場合、突合せ部表面は-40℃吹き付け後、約20秒で目標温度に達します。
省スペース・移動容易性
万能試験機用恒温槽と比較し、奥行方向を約3分の1(D:652㎜)までコンパクト化。
事業所内で試験機が点在していても、キャスター付きで移動が容易なため、本装置一台で様々な試験機に併用が可能です。
アタッチメントは、試料の大きさや形状、温度調節したいエリアに合わせてご提案いたします。詳しくはお問い合わせください。