ノイズ研究所/NoiseKen インパルスノイズ試験器(半導体リレー方式)INS-S220 / S420

掲載日:2019.5.7

インパルスノイズ試験器(半導体リレー方式)INS-S220 / S420

 

スイッチングデバイスの接点間の放電、電子モーターから発生するアーク放電などによる立ち上がりの早い高周波ノイズを模擬的に発生し、電子機器の耐性を評価する試験器です。試験パルスに含まれている周波数成分の幅が広く、また、パルス幅を可変する事でエネルギー量も変化させることができるため、市場でのノイズトラブルに対して再現性の高いノイズ試験が行えます。

市場トラブルの問題解決説明図

パルス幅が狭い50ns~100ns程度のインパルスは、エネルギーが小さい代わりに短時間での立上がり/立下がりの計2度の過渡変動による電圧変動、および急峻に発生する電磁界での誘導結合による影響を電子回路に与えます。
また、パルス幅の広い800ns~1000ns などのインパルスはエネルギー量が大きいため、回路へ大きな電圧変動を与えやすくなります。
インパルス試験は国際規格IEC 61000-4-4で定められているファスト・トランジェント/バースト試験に比べ立ち上がり時間が高速なため、より周波数成分の高いのが特徴です。このためEUTに対してノイズを印加した際に、より回路内部に侵入しやすく電子回路に影響を与えやすくなります。

「ノイズの市場トラブルの問題解決にはINS」INS-S220 のデモ実施で疑問や不安を解消しませんか?

主な特長

  • ボタン操作だけでパルス幅等の設定が⾏える為、試験条件設定の時間短縮ができます。
  • 試験パルス波形の安定性が向上し、再現性の高い試験ができるようになりました。
  • 消耗品数を減らしコスト削減ができます。
  • ショートプラグ採用により、コモン/ノーマルモードの切換が容易に設定できます。
  • TEST TIME 設定により試験時間の設定が可能となりました。
  • 50Ω系終端器を試験器に内蔵し、容易に配線ができます。
  • より高速なパルス繰返し周期での試験が可能になりました。(INS-S220のみ)
  • アウトレットパネルにより、EUTのACプラグを直接接続できます。(オプション)
  • 各種プローブ、カップリング・アダプタなどにより、様々な試験ができます。(オプション)
  • 外付けの重畳ユニット(CDN)の追加により、EUT電源容量三相の試験もできます。(オプション)
  • 専⽤ソフトウェアを使⽤する事で、様々な試験条件で試験ができます。(オプション、INS-S420のみ)

インパルスノイズ試験器 INS-S220S420カタログ(PDF)

インパルスノイズ試験器 修理対応状況と後継器のご案内(PDF)

 

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