掲載日:2025.9.30
様々な形状の供試体に対しお客様独自の環境試験を実現
エスペックサーマルテックシステム/ESPEC ユニット型温湿度供給装置 ASEシリーズ
電動化・自動化の進む自動車や高発熱・高密度化が進む半導体・電子機器分野、バッテリー・太陽電池・燃料電池等のエネルギー分野、高度化の進むデジタル家電や航空機等の分野では、高いレベルの温湿度試験が求められています。
ユニット型温湿度供給装置ASEシリーズの機種を従来の6機種から14機種に拡充しました。
この拡張により、多様な試験要件に合わせた最適な環境試験が可能となり、あらゆる業界の厳しいテスト基準に対応します。
ユニット型温湿度供給装置 ASEシリーズの詳細はこちらのカタログ(PDF)をご覧ください。
納入事例
【LEAF0720】_ASE_自動車市場向け_EVモータ・車載用ダイナモ・インバータ_ ベンチトップ試験_ver00
【LEAF0730】_ASE_自動車市場向け_ドライブシャフト耐久試験_ver00
【LEAF0740】_ASE_電気・電子部品市場向け_LEDユニット曝露試験_ver00
【LEAF0750】_ASE_自動車・産業機械関連市場向け_大型モジュール耐久試験_ver00
【LEAF0760】_ASE_寒冷地市場(自動車・航空機器・インフラ機器)_低温連続耐久試験_ver00
【LEAF0770】_ASE_通信関連市場向け_通信端末OTA試験_ver00
【LEAF0780】_ASE_電気・電子部品市場向け_加速度センサー温度特性評価試験_ver00
【LEAF0790】_ASE_航空機市場向け_材料耐久試験_ver00
主な特長
お客様の試験ニーズに合わせた、最適なユニット型温湿度供給システムをトータルにご提案
一般的な恒温(恒湿)槽に収まらない特殊な形状や大型の試料にも対応可能な試験ボックスを提供しています。お客様の試料の形状や特有のニーズに応じた設計を行い、最適なソリューションをご提案します。
- 既存設備への後付けにも対応
重量物試料や固定テストベンチなど、大型で固定された試料に対しても最適な環境を実現します。
- 多用途に対応する柔軟なアクセス構造
正面、右側面、天面の3面が開放可能な設計により、クレーンやフォークリフトを使用しての供試体の出し入れが簡単に行えます。
※観音開き扉、天井面開閉できる構造も可能です。
- 特殊形状試料対応
一般的な恒温槽では収納が困難だった長尺や扁平な試料にも対応しています。
取り扱いの手間を軽減、作業効率アップ
- 接続ダクトはワンタッチで簡単脱着、作業効率が大幅アップ!
温湿度供給装置のダクトとの接続部は、ルーズフランジ式を採用しており、脱着が簡単です。これにより、装置の設置やメンテナンスが迅速かつ効率的に行えます。
- Rタイプなら導入時の手間が軽減、作業効率もアップ!
恒温恒湿型では、オプションの『静電容量型湿度センサー』、 『可搬式タンク付き給水回路』もセットになったRタイプをお選びいただけます。センサーの取り付けが簡単、給水作業も大幅に楽になります。
取り扱いの手間を大幅に軽減するRタイプをぜひご検討ください。
カスタム事例
複合試験
複合試験や環境試験器同士の二重空調など、より高度な試験設定が可能になります。
引張試験機
材料試験機に温度試験機能を追加します。広範囲な温度制御が可能です。
二重空調
ウォークインチャンバーなどの環境試験装置と組み合わせることで、槽内に設置した試料に対して二重空調が可能になります。
(試料の内部と表面とで異なる温度環境を実現)
簡易空調
中空ポリカーボネートや塩化ビニール製のブースと組み合わせることで、安価に標準試験室や保管室として活用できます。
熱マネジメントシステムにおける流量センサーなどの計測器をテスト
熱マネジメントに必要な流量センサー等の計測器を試験するための試験ボックスです。この試験ボックスは、実際の使用状況を再現して計測器を流体配管に繋いだまま、試験ボックスの脱着を可能にします。治具に干渉しないように、試験ボックスには切り欠きを設けており、隙間を断熱材で塞いで試験を行います。
温度特性検査を自動化した生産ライン向けの設備
- 自動開閉機能
上位信号を受けて、天面の自動扉が開閉します。これにより、生産ラインに組み込まれたロボットが試験ボックス内に製品を挿入・取り出しする際の操作を簡素化します。
- 横長のボックス構造
ロボットのアームが効率的に動作できるように、横長のボックス構造を採用しています。これにより、アームの長さや動きに対する配慮がなされています。
- 結露対策
扉の開口部には結露対策が施されており、試験中の湿気による影響を最小限に抑えることができます。
- 気密性の確保
扉押え機構によリ高い気密性を保ち、試験ボックス内の温度を安定させることができます。これにより、低温から高温までの正確な温度特性試験が可能です。