掲載日:2021.4.13
プルダウン方式による衝撃発生システムの採用により、試験機サイズの小型化に成功したモデル
神栄テクノロジー/SHINEI 衝撃試験装置 PDST シリーズ
「衝撃試験装置を導入したいが設置スペースがない」「手軽に高加速度試験をしたい」といったお悩みはございませんでしょうか。この様な問題に対応するために、神栄テクノロジーでは小型高性能衝撃試験機をご提案しており、今回は衝撃試験装置 PDST シリーズについてご紹介します。
主な特長
<コンパクトサイズ>
プルダウン方式による衝撃発生システムの採用により、試験機サイズの小型化に成功したモデルです。
従来の衝撃試験機と比較し、試験機の体積はおよそ半分となり、これまで設置が困難であった狭い箇所でも利用することが可能となりました。
<幅広い衝撃試験範囲をカバー>
PDSTシリーズは、低い加速度から、高い加速度まで幅広い範囲の衝撃試験をカバーします。
高加速度発生装置 HGP 150 を併用することで最大 300,000m/s 2 (約 30,000G )の衝撃試験を実現します。
HGP-150の詳細はこちらのリンク先をご覧ください。
<緩衝可変機構搭載>
緩衝可変機構とは、1つの緩衝体で複数の作用時間の衝撃パルスを発生させることができる当社の独自技術です。通常、衝撃試験機では、衝撃パルスの作用時間を変更するときに緩衝体と呼ばれる専用ゴムを交換する必要がありましたが、緩衝可変機構により緩衝リングの高さを変更するだけで、衝撃パルスの作用時間を任意に変更できます。
実際の試験動作・アプリケーション例の動画
衝撃試験とは
あらゆる製品は、その流通過程や使用環境において、落下衝撃のストレスを受けることで破損や不具合の原因となります。衝撃試験とは、このような環境で想定される衝撃加速度を製品に印可することで、衝撃に対する耐久性を評価するために実施されています。
試験対象は一般的に電子機器で構成される製品や、その内部部品(プリント基板、IC、コネクタ、など)など多岐に渡り、企業間取引の必要条件とされているケースもあります。
衝撃試験では、印可する衝撃パルス(下記)によって衝撃強さを数値的に評価できます。衝撃パルスは電子機器、自動車、航空宇宙産業など分野ごとに様々な試験規格があり、試験条件の多くはこれら規格から引用されます。
もっと詳しく知りたい方はこちらのリンク先をご覧ください。