掲載日:2020.12.11
既存のカーブトレーサーより、パワーアップして登場
岩崎通信機/IWATSU 半導体カーブトレーサ CS-8000シリーズ
近年、気候変動問題に関する枠組みであるパリ協定により各国でCO2削減の動きが加速しており、電気自動車の普及や省エネルギー技術への投資や技術開発がさらに活発になる事が予想されております。これらの基幹技術であるパワーエレクトロニクス分野では次世代パワー半導体であるSiC・GaNなどのワイドギャップ半導体を利用した自動車用インバータ・電源設備等の、高耐圧・高周波駆動化による省エネルギー化が進められてきました。それらのデバイスを使用した機器の設計には、デバイスの特性を正確に把握することが不可欠となっております。
岩崎通信機株式会社は2009年度に半導体カーブトレーサCS-3000シリーズを発売し、パワー半導体の試験要求に応えて参りましたが、さらに次世代パワー半導体の試験に求められる機能を搭載したカーブトレーサCS-8000シリーズを商品化いたしました。
主な特長
豊富なSMUラインナップ
電圧(200V~5kV)、電流(2A~2kA)の中からアプリケーションによってユニットの構成を変えることができます。購入後の機能拡張も可能です。
SiC、GaN等の次世代ワイドギャップ半導体にも対応
パルス出力・ゲートパターン・微小電流測定機能を備えており、SiC、GaN等の設計評価を強力にサポートいたします。SiC、GaNは近年のパワーエレクトロニクス分野で注目されている分野であり、今まで使われていたシリコンよりも特性を正確に把握することが求められる次世代ワイドギャップ半導体と呼ばれています。
効率的な安全測定
測定時にケーブルのつなぎ替えが不要。マトリックススイッチを搭載し、効率的で安全な測定をサポートします。
使いやすいユーザーインターフェース
本体フロントパネル上のファンクションキーや、ノブとタッチスクリーンで使いやすく直感的なマニュアル操作が可能です。
カーブトレーサ CS-8000の ここがすごい
従来の機種の操作性を踏襲して更に性能がアップしております。
特に、今まで苦手であったnA以下のリーク電流もしっかり測定が出来ます。 また、操作性の柔軟さがありデモ機をご覧頂いたお客様には大変好評を頂きました。
これを機に、半導体パラメータアナライザ(半パラ)は高価で、使い勝手も悪いなと思っているお客様に是非紹介をしてみてください。
CS-8000シリーズは本体購入後にユニットを追加購入することも可能です。本体を購入してから利用用途が増えても柔軟に対応することが出来ます。
あなたにピッタリの1台とマッチング!CS-8000 ユニット組み合わせシート
CS-8000の特徴の一つに“豊富なSMUラインナップ”があります。電圧(200V~5kV)、電流(2A~2kA)の中からアプリケーションによってユニットの構成を変えることができます。つまり、お客様仕様の1台を購入することが出来るのです!後からユニットが欲しくなってしまったお客様もご安心ください。CS-8000は購入後の機能拡張も可能です!
◆ 組み合わせ構成 ◆
▼ステップ1:本体を選択する
▼ステップ2:HC(ハイ・カレント)ユニットを選択する
※1 CS-8020を選択し、200V(2A)以内で使用する場合
▼ステップ3:テスト・フィクスチャを選択する
※2 プローバ等、他の機器を使用する場合
◆ 構成例 ◆
測定ターゲット1:EV・電気自動車
■ 本体:CS-8200 …2kV
■ HCユニット:CS-220 …2kA
■ テスト・フィクスチャ:CS-322
測定ターゲット2:半導体チップ・前工程
■ 本体:CS-8020 …200V
測定ターゲット3:産業・家電用汎用パワーデバイス
■ 本体:CS-8200 …2kV
■ HCユニット:CS-205 …500A
■ テスト・フィクスチャ:CS-322
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ご不明な点等ございましたら、ぜひ弊社担当営業までお声がけください。