終了)【オンデマンド配信】MATLAB・JMAG・HILSパワエレセミナー2022(参加無料)

本セミナーでは、2022年10月21日開催 MATLAB・JMAG・HILSパワエレソリューションセミナーの録画動画をオンデマンドで見逃し配信します。

高効率、低コストのモータドライブシステムを開発するための有効なツールとして、MATLAB / Simulink、JMAG-RT、が使われ、シミュレーションを活用したモデルベース開発は、モータ開発においても必須になりつつあります。近年、注目を集めている多相モータ、多重巻線モータ、オープン巻線モータ等を用いた最新のモータドライブシステム開発を牽引される著名な研究者に技術動向の背景と展望を解説して頂きます。また、これらの制御アルゴリズムを効率的に実装、計測、評価できる高性能RCP、モータHILSをご紹介します。

 

◆配信期間:2022年11月14日(月)~2023年01月11日(水)

◆場   所:WEBオンデマンド開催

◆参 加 料:無料(事前申込制)

◆参加メーカ:株式会社JSOL、ディエスピーテクノロジ株式会社、M&Oコンサルティング

◆お申込みは以下のボタンよりお願いします。(本セミナーは終了しました)

◆基調講演

「モータドライブにおけるモデル予測制御の使い方」
   名古屋大学大学院 工学研究科 情報・通信工学専攻 情報システム講座 教授 道木 慎二 氏

評価関数を最小化する探索問題として、制御対象の数式モデルを利用した予測をしながら操作量を決定するモデル予測制御は、スイッチングやリミッタなど非線形な制御対象にも対応が可能な制御法として、注目を集めています。最近のモータドライブでは、電源電圧・電流の制限の下で可能な限りの高出力化、低損失化のためのスイッチング回数の制限など、線形とは言い難い条件化での制御が求められることが増えた結果、モデル予測制御の適用に関して精力的な研究が行われ、一部では優れた性能が報告されています。でも、実際のところ、既存の制御法の置き換えは可能なのでしょうか?
本講演では、既存の制御法と比較しながら、モデル予測制御によるモータドライブの可能性と課題、更に使いこなし方について紹介します。

 

「低次高調波重畳方式によるPMSMの振動抑制手法」
   横浜国立大学 工学研究院 教授 赤津 観 氏

EV用PMモータの高トルク密度化、高回転化が進むに伴い、モータ加振力やトルクリップル起因の振動・騒音が無視できなくなってきました。本発表では6相モータによる3次高調波を用いた基本波起因(2次)の電磁力低減手法や、3相3群モータを用いた動的偏心, 静的偏心に伴う振動低減手法について解説します。

 

ベンダー様による製品のご紹介

「シミュレーションベース設計のためのJMAG-RTによる高精度モータモデル活用のご紹介」
   株式会社 JSOL

近年のモータ設計開発ではシミュレーションを設計手法の主体とするシミュレーションベース設計が広まりつつあり、概念設計や基本設計など従来はあまりシミュレーションが活用されなかった上流の設計フェーズでもシミュレーションが活用され始めています。
上流の設計フェーズではあらゆるモータタイプが検討対象となるため、上流の設計フェーズにおけるモデルベース開発/設計で用いられるモデルにも多種多様なモータモデルが求められます。
本講演では自動車の駆動用モータに着目して、近年新たに注目されつつある多相の永久磁石モータ、巻線界磁型モータ、アキシャルギャップ型の永久磁石モータについて JMAG-RTでモータモデルを作成し、その高精度モデルを活用したモータ制御シミュレーション事例を紹介します。

 

「多相・多重巻線・オープン巻線、最新のモータに対応可能な次世代RCP、モータHILS製品のご紹介」
ディエスピーテクノロジ株式会社

近年、自動車の自動運転や電動化に伴う多相・多重巻線・オープン巻線など、高付加価値なモータドライブシステムに対するニーズが高まっています。これらの複雑な構造のモータをリアルタイムに制御、及び制御対象のシミュレーションが可能な最新のRCP、モータHILS製品をご紹介します。
また、モデルベース開発においてスタンダードなツールとなっているMATLAB/Simulink、JMAGとの連携方法についても動画で解説します。

 

1DCAEの魅力とモデルベース開発への活用」
   M&Oコンサルティング  土居格氏

1DCAEによる機能設計が認知され始めてきました。1Dシミュレーションを効果的に使って機能設計をし製品化に漕ぎ着けた事例、および特性可変型発電機の概念設計を1Dシミュレーションで短時間に実現した事例を紹介します。