MATLAB・JMAG・RTSim〈名古屋開催・参加費無料〉モータソリューションセミナー2017(終了)

掲載日:2017.9.20

モータ制御システムのモデルベース開発のツールとしてMATLAB、JMAG、リアルタイム・シミュレータRTSimが使われ、MOTOR-HILSへの関心が高まってきています。
これらのツールを使用したモータ制御の研究・開発に関わる最先端応用事例と成果の紹介をいたします。

学術分野をリードする著名な研究者に技術動向の背景と展望を解説していただき、更にリアルタイム・シミュレータRTSimを高速コントローラやモータシミュレータとして使用した最先端のモータ制御の研究・開発事例のご紹介をさせていただきます。

主 催 : 穂高電子株式会社
共 催 : ディエスピーテクノロジ株式会社 ( http://www.dsptec.co.jp/ )
: 株式会社JSOL ( http://www.jmag-international.com/jp/ )
: 株式会社エヌエフ回路設計ブロック ( http://www.nfcorp.co.jp/ )

基調講演

名古屋大学 大学院 工学研究科 情報・通信工学専攻 情報システム講座 教授 道木 慎二 氏

「永久磁石同期モータの位置センサレス制御と拡張誘起電圧 ~過去・現在・未来~」
リラクタンストルクを積極的に利用するIPMSMの登場というモータの変化に、位置センサレス制御技術が対応するために提案
された拡張誘起電圧モデル。その後も、制御への様々な要求に対応して登場するIPMSMの制御用モデルの先がげとなった、
産業・家電民生から、移動体など様々な分野にIPMSMの適用が拡大し、要求が高度化・多様化する今、拡張誘起電圧モデルを
基礎から振り返ると共に,拡張誘起電圧を用いた位置センサレス制御の現状、また今後の可能性について紹介する。

芝浦工業大学 工学部 電気工学科 教授 赤津 観 氏

「RT-SIMを用いた高性能制御 ~鉄損測定への応用~」
JMAG-RTによるビヘイビアモデルがオンラインで動作するRT-SIMを用いた高性能制御手法を紹介する。
過去に電流センサレス制御、低トルクリプルベクトル制御、予見制御を用いた低トルクリプルDirect Torque Controlらを
実施してきたように高精度なモータモデルをオンラインで用いることによる高性能制御を実現した。
今回はオンライン測定法へのRT-SIMの適用事例としてビヘイビアモデルによる理想トルク出力値を用いたオンライン鉄損測定手法を紹介する。

ベンダーによる製品のご紹介

高速コントローラと実電流モータシミュレータのご紹介 ( ディエスピーテクノロジ、エヌエフ回路設計ブロック )

コントローラのプロトタイピングに最適な、FPGAを搭載した超高速コントローラをご紹介致します。
また、インバータに接続して、実電流を流せる高精度モータシミュレータも併せてご紹介致します。

モータドライブシステムのモデルベース開発のための高精度プラントモデル生成ソリューションJMAG-RTのご紹介 ( JSOL )

自動車などの電動化に伴いモータドライブシステが複雑化し、開発効率化のためにモデルベース開発の重要性が高まっています。電磁界解析ソフトウェア「JMAG」はモータ設計で用いるFEAモデルからモデルベース開発に必要な高精度プラントモデルを生成します。
本セミナーでは高精度プラントモデル生成JMAG-RTソリューションとモデルベース開発に求められるプラントモデルの最新トピックを紹介します。