岩崎通信機/IWATSU B-Hアナライザ SY-8218/8219

掲載日:2018.9.6

B-Hアナライザ SY-82188219

実測データをJMAG等のシミュレーションなどに活用

車載部品規格 AEC-Q200 Grade0 温度設定範囲 -55ºC~+180ºC  ワイドレンジスキャナSY-330

輸送機器(自動車、鉄道、重機など)、家電,製品などに利用されるインバータシステム、モータ、DC-DCコンバータなど、スイッチング周波数(キャリア周波数)の高速化により、低損失、省スペース化が進み、劣悪な環境下で使われる自動車用インバータのシステムでは、熱に強い部品レベルの環境性能が重要視されています。そこで、研究開発、生産、品質部門では、軟磁性体材料の交流磁気特性とその温度特性を測定することが求められています。

ここで、代表的な測定対象3つ挙げます。①板状の材料(電磁鋼板)、②パウダー(圧粉磁性体材料)、③リング状コア(トロイダルコア)などがあります。

①板状の材料(電磁鋼板)、②パウダー(圧粉磁性体材料)、③リング状コア(トロイダルコア)

①板状の材料(電磁鋼板)②パウダー(圧粉磁性体材料)③リング状コア(トロイダルコア)

これらの軟磁性体材料を国際的な規格 IEC62044-3準拠したクロスパワー法(CROSS POWER MTTHOD)に対応した測定で確実に磁性体材料の特性試験を実現します。実際の評価システムを④に示します。リモートコントロールソフトウエアSY-810で励磁条件を最大40通り、、温度特性を最大20通りプログラミングして自動測定をすることもできます。温度試験範囲は、温度設定範囲 -55ºC~+180ºC、車載部品規格 AEC-Q200 Grade0に対応しています。測定結果は、CSV形式で残すことができるので、他のシミュレーションソフトウエア用のデータに変換やレポート作成がしやすくなります。

④軟磁性体材料の交流磁気特性と温度特性の測定システム

軟磁性体材料の交流磁気特性と温度特性の測定システム構成図

システム構成内容

SY-8128/SY-8219             ・パワーアンプ         ・ワイドレンジ恒温槽スキャナ

・PC(B-Hアナライザ用 ソフトウェア SY-810 / SY-811

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